けっこん、せいかつ

結婚して、生活が一変して、日ごろ思うことを思ったままに綴っています。

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「あんたが望んでしたことでしょ?」たったひと言の会話から滲み出る品格と人柄

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「あんたが望んで結婚したんでしょ?」

 

結婚した当初、元同僚に言われたひと言です。

 

結婚式から数ヶ月が経ち、旦那の実家で過ごす初めてのお盆が近付いてきた頃。

 

地元の友達も肉親もいない慣れない土地で過ごす孤独さだったり、フリーランスでやっていく厳しさだったり、家事と仕事を両立する大変さだったり、結婚前と結婚後の旦那のギャップだったり、嫁として迎える初のお盆への緊張だったりと、その当時いろんな感情を抱えていました。

 

周りに気軽に愚痴を言い合える友人はおらず、家で仕事をしているため、平日外に出るのは家とスーパーの往復のみで、旦那以外とは会話しない日が続いていました。

 

私は、以前勤務していた会社から外注としていくつか仕事をもらっているため、月に一度の会社に出向く日が密かな気分転換。

 

その月も会社を訪れ、元同僚と会話しながらランチをしていた時のこと。

 

「どう?新婚生活は?」と聞かれ、

「やっぱり思い描いていた結婚生活とは違って、現実はいろいろありますね。家事と仕事の両立とかも大変ですし…」と返すと、

 

「でもそれって、あんたが好き好んで結婚した結果でしょ?」と、真顔でひと言。

 

 

その元同僚は、30代半ばで未婚です。

 

以前、「ひとりが楽だから結婚願望はない」と言っていたので、別に共感してもらおうと思って話したわけではありません。

 

ただ聞かれたから話したまでであって、「ふ〜ん。そっかぁ、結婚してもいろいろあるんだね〜」で、良かったのです。

 

こんな言い方をされたら、もうこれ以上話す気にはなれませんでした。

「それもそうですね」と適当に言葉を返し、すぐに話題を変えました。

 

でもやっぱり、その後もしばらくはあのひと言が頭から消えません。

 

ムカついたというよりかは、その元同僚を残念に感じました。

 

「あっ私はこういう人にはならないでおこう」と、心に決めましたね。

 

 

人の気持ちにより添えない可哀想な人

 

今の自分は、過去の自分が選択して望んで進んできた道。

そのことはよく分かります。

 

しかし、いくらその時々で望んだからと言って、何千回と選択を繰り返してきた人生において、たった一度もネガティブにならなかった人なんているのでしょうか。

 

ストレスが溜まる時はあるし、後悔することもあるでしょう。

 

現にその元同僚も、飲み会では会社の体制や上層部、クライアントのことなど、仕事の愚痴をばんばん口にしていました。

 

その元同僚も、数ある中から職種を選び、五万とある就職先からその会社を選び、面接を受けて、今の仕事に就いているはず。

 

同様に私も、出会った何人もの男性の中から選び、お付き合いを経て、今の旦那と結婚しました。

 

その元同僚の愚痴と私の愚痴、どこがどう違うのでしょうか?

 

もちろん口にすることはなかったですが、

 私から言わせてみれば、

「でもそれって、あなたが好き好んで今の会社に就職した結果でしょ?」

 

 

相手の立場になって考える、相手や周りのことを考える、シーンに応じて考えることの大切さ

 

この出来事から、

「この人はなんて言葉をかけて欲しいのかな」

「こんな時、自分だったらこう言って欲しいな」と、

考えられる人に私はなりたいと思いましたね。

 

でも、そればっかりではダメ。

 

 

その人のためや周りのために、時には厳しく言うことも必要だと思います。

 

間違っていると思ったら、心を鬼にして厳しく注意することも大切。

ろくに仕事もせずに愚痴ばかり言う後輩には、先輩が喝を入れることも大切。

夫婦や家族間では、お互いの思っていることを吐き出しながら、喧嘩することも大切。

 

しかし、やはり先程のシーンではあの思いやりのないひと言は必要ないと思うのです。

 

それに、同じような言葉を口にしたとしても、言い方や表情次第では捉えられ方が全然違います。

 

怒りながら話すのと、冷静に落ち着いて話すのと、優しく子どもを諭すように話すのと、冗談めかしく笑って話すのと、泣きながら訴えるように話すのとでは、受け手への伝わり方や受け取り方が大きく変わってきます。

 

初対面の方やクライアントの方と話す時には意識しているけど、家族や友人、同僚や後輩など、身近な人には、相手の気持ちを考えずつい強い口調になっている人も多いと思います。

 

例えば…

  • 彼女にはすごく優しいのに、店員さんには暴言を吐く彼氏
  • 息子には知られないように、嫁に文句を言って日常のストレスを解消している姑
  • お客にはとっても丁寧な口調なのに、後輩スタッフには冷たいベテラン店員
  • 会社ではいい顔しているのに、家では奥さんからの声がけに返事もしない夫
  • 子どもには優しいのに、仕事から疲れて帰ってきた夫のことは無視する奥さん

 

そんなシーンを目にすると、傍から見ていてもいい気はしません。

 

私は、

「あの人、すごく優しくて良い人だと思っていたけど、身内に対してはあんな態度なんだね…」

と、自分の中でのその人の評価が下がってしまいますね。

 

しかし、たかが単なる雑談といえど、相手を選ぶことなく誰とでも、これらのことをきちんと考えながら話せる人は、きっと誰からも信頼され愛されていることでしょう。

 

逆に言えば、そのことを意識するだけで、お互いが気持ち良く円満にコミュニケーションを取れるようになるのです。

 

相手を思いやることで、どんな人からの印象もぐんと良くなり、それは自分への評価として返ってきてくれます。

 

 

そう言う私だって全然できていないので、人の振り見て我が振り直せの精神で意識していこうと思います!